Love Song~to The SKY~
口を開いたのはチトセだった。
チトセはショートヘアで背の小さめなさばさばした女の子。
クールに見えて、実はすごいかわいらしいところもあって、あたしはチトセが大好き。
普段はち~ちゃんと呼んでいる。
「え~?なんで~?」
「だって~クールで何考えてるかわかんないし、野球バカだし・・・」
「確かにね~あたしもあいつは無理だなあ」
けらけらと笑いながらチトセに共感したのはミカだ。
「ミカまで~泣」
でも好きになっちゃったんだもん。
しょうがないじゃん。
カイトくんは、野球部に入ってて、すごいクールというか、無愛想というか・・・。
確かに自分でもこんなやつのどこがいいんだって思うけど!
・・・でもどうしたら、少しは進展できるかな?