Love Song~to The SKY~



「和泉・・・」
「ん?」


 次の瞬間、あたしの視界は、カイトくんの胸でいっぱいになった。

 強い、強い力で抱きしめられていた。


「カ、カイトくん、苦しい・・・!!」
「・・・きなんだよ」

 耳元で、絞り出すように、小さな、小さな声で、カイトくんは、喋った。



「好きなんだよ・・・」




< 85 / 335 >

この作品をシェア

pagetop