Love Song~to The SKY~



 この二人といると、ほんと落ち着くなあ。
 ありがと、二人とも・・・。



「・・・あ」

 あたしの視界に入ったのは、カイトくん・・・。
 この間のこと、二人にはまだ話していない。


「ちょっとごめん!」
「なんだあ?トイレ?いってらあ!」


 あたしは、廊下にいるカイトくんを追いかけ、声をかけた。


「あの、カイトくん!」

 カイトくんは、前に進む足を止め、ゆっくり振り返った。


「・・・なに?」
「ごめん、なんか、あたしにカイトくんに話しかける資格ないのわかってるんだけど・・・」
「どしたの?」
「アドレス、聞けたの。バイト先の人の」
「ふーん・・・俺にそれを教えてどうするの?」

 
 ・・・あたしもそう思う。





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