ありがとう…


「ムカつくんだよ!」


朝、教室の前に行った私は、教室での騒ぎに気づいた


中では、どうやらこはるちゃんが村野や新橋と話してるようだった


今の声は村野、たぶんこはるちゃんに怒鳴ってるんだ


私は恐る恐る教室に入った


そこには、机の上に座ってる新橋、


こはるちゃんを見下ろすように立っている村野、


そして、村野の前に堂々と立つこはるちゃん


他の人たちは黒板の方に立っていた


私は蒔絵のとこに行った


「蒔絵、どうしたの?」


「なつ!私も詳しいことはしらないんだけど、実はね、こはるちゃんが、村野に話があるって、焼入れに行ったの」


「こはるちゃんが?」


「うん、佳燐なら一部始終分かるんじゃないかな?」


蒔絵は目で佳燐ちゃんを指して私を促した


私は佳燐ちゃんのところに行き、どうしてこうなったのかを聞いた


佳燐ちゃんは興奮気味でしゃべりだした


「あのね、こはるちゃんがね、村野さんのとこに行って、この関係を終わらせたいって言い出したの!」


この関係とは、たぶん夢ちゃんって子についてのことが関係しているんだろう


それから、佳燐ちゃんの話によると、




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