ありがとう…
いよいよ数学
っていうか、もう始まってるけど
基礎問題は意外と簡単に解けた
誉くんのスパルタも我慢しとくもんだなー
冠司くん、未だに寝てるし…
大丈夫なのかな?
気づくと、先生が私の机の隣に立っている
「ん?」
先生、何を見て…
「藤井、お前カンニングとかしてないよな?」
「はい?」
カンニング?何で私が?
先生が、私が座っている机の下の方に手を伸ばした
そして、
「これは何だ?」
そう言いながら一枚の紙をひらひらさせた
もしかして、誉くんからの手紙?
「机の中には何も入れるなといっただろ?」
そう言って、先生は紙を開いた
それを見て、先生は顔をしかめた
「これは手紙か」
「はい」
私がうなづくと、先生はホッと息を吐いて私の顔を見た
「カンニングじゃないんだな?」
「はい」
「そうか、だが机の中に紙を入れておいたら疑われるのも当たり前だぞ」
「はい、すみません」
私が顔を伏せると先生は「時間を食ったな、悪かった」とだけ言って前へ戻った
私は、二分ロスしていることに気づき、また問題を解き始めた
その時、誉くんの心配そうな顔が私を見ていることに気がついた
でも、私が気づくとほとんど同時に誉くんは前に向き直った
っていうか、もう始まってるけど
基礎問題は意外と簡単に解けた
誉くんのスパルタも我慢しとくもんだなー
冠司くん、未だに寝てるし…
大丈夫なのかな?
気づくと、先生が私の机の隣に立っている
「ん?」
先生、何を見て…
「藤井、お前カンニングとかしてないよな?」
「はい?」
カンニング?何で私が?
先生が、私が座っている机の下の方に手を伸ばした
そして、
「これは何だ?」
そう言いながら一枚の紙をひらひらさせた
もしかして、誉くんからの手紙?
「机の中には何も入れるなといっただろ?」
そう言って、先生は紙を開いた
それを見て、先生は顔をしかめた
「これは手紙か」
「はい」
私がうなづくと、先生はホッと息を吐いて私の顔を見た
「カンニングじゃないんだな?」
「はい」
「そうか、だが机の中に紙を入れておいたら疑われるのも当たり前だぞ」
「はい、すみません」
私が顔を伏せると先生は「時間を食ったな、悪かった」とだけ言って前へ戻った
私は、二分ロスしていることに気づき、また問題を解き始めた
その時、誉くんの心配そうな顔が私を見ていることに気がついた
でも、私が気づくとほとんど同時に誉くんは前に向き直った