先生が教えてくれた事



「ちょっと、先生何するのよ!私、絶対にフラれる!」


こんな所を見られてバツが悪い私は、先生に言い掛かりをつけてしまった。


しかも、いつまで腕を掴んでるのよ。


「今の、お前の彼氏か?」


「え?そ、そんなの関係ないでしょ!」



「あのなあ、美月。エッチをさせてくれないくらいで振る男なら、所詮その程度の男なんだよ」


そう言うと、先生は私を引っ張って、歩き始めた。


「ちょっと!どこに行くのよ」


「とりあえず、このホテル街を抜けるんだよ」




< 37 / 151 >

この作品をシェア

pagetop