先生が教えてくれた事



でも、そんな事は言えないしな。


心の中であれこれ考えて黙っていると、先生は優しく微笑んだ。


「ごめん。邪魔して。じゃあ、先生は戻るからな」


そう言って立ち上がろうとした時、思わず先生の手を掴んでしまった。


「待って!まだ行かないで」


それは、自分でもビックリするくらいの行動だったけど、本当に側にいて欲しいと思っていた…。




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