先生が教えてくれた事



そうだったんだ…。


全然知らなかった。


だから、先生がホテル街にいたんだ。


「うん、助けてもらったし、アキくんとは連絡を取ってないよ」


最近、存在すら忘れてたけど…。


「そっか~。安心した。やっぱ、あの先生スゲーよな」


「ホント。今時の先生にしては、ちょっと熱血?」


健司と由里は、笑いながら先生を見ていたけれど、私はどこか胸をときめかせて見つめていた。




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