恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
『あたしの言ってること…信じられないの?』
『信じられないっつーか、とりあえず呆れてるよ』
『どうして?何で呆れられなきゃいけないの?』
『……お前だって俺のこと疑って、信じられないって言ったじゃねーかよ!?昨日あれだけ俺のこと責めといて、自分が同じ立場になったらそれかよ』
『それは――……』
確かにその通りだ。
あたしは翔の言葉を聞こうともしないで。
一方的に、翔を疑ってた。
『つーかもういいよ。とりあえずちょっと距離置こう』
『えっ?』
プーップーッ……――
そして電話は…切られてしまった。