恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜




『そうだよね……もうあの頃みたいにあたし達は毎日一緒ってわけじゃないし…ごめん』


『違う、ミチ、あのね…』


『ごめんね。もうつまらないことでいちいち電話したりしないから。じゃ…』


『ちょっとミチ!』






そう言ってミチの名前を呼んだ時には、電話はもうすでに切れてしまっていた。






もう……


なんなのよ一体…。






苛立つ気持ちを必死で抑えながら、同時に生まれてくる罪悪感に胸が痛くなってきて。




何であんな言い方をしてしまったんだろうと、すぐに私は後悔してた。




< 115 / 390 >

この作品をシェア

pagetop