恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
『でさぁ、その子がね…ってナオ!?聞いてる?』
『えっ?ちゃんと聞いてるけど』
『ほんとに?でもさっきからウン、とかそっかしか言わないじゃん』
『ハハッ、だから聞いてるから答えてんだろ。つーかマナ、超マシンガントークだからウンしか言えなかったんだけど』
―――なにそれっ、
私、喋りすぎてた?……って。
俺の目の前で、マナが笑う。
ついさっきまではタクもいたから三人だったけど。
仕事でトラブったとかで、あいつは帰っちゃって。
だからさっき、突然マナと二人でここに残された瞬間は、正直どうしようって…
なんかそんなこと考えてた。