恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
『つーかマナさぁ、なんかちょっと可愛くなったよな』
……――えっ?
そして、ふざけた会話ばかりを繰り返していたその時。
ナオがいきなりそんなことを口にして、結構マジな顔で私のことを見ていたから…
なんか驚いて、パニクっちゃって。
『アハハッ、何それー?可愛くなったんじゃなくて私は昔っから可愛いんですけどー?気付かなかったなんて遅れてるよね、ナオ』
って…。
私はそんなバカみたいな言葉しか返せなかった。
でも、ほんとは内心ドッキドキで。
本当に……
すっごく嬉しかったんだ。