恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
―――と、その時。
結構高級そうな一台の車が、ミチのマンションの前に停車して。
こういう車乗ってる奴って、すげー金持ちとかなんだろうな…
なーんて…貧乏学生の俺は、そんなことを考えながらボーッとその車を見つめていた。
すると、運転席からおりた男は、傘をさすと助手席の方に回って。
かっこよくドアを開いてエスコート。
……マジで大人の男って感じ。
そして…助手席からおりてきた女……
はっ?
なんで………
ミチ…?
ちょっ……どういうことだよ?
俺はビックリして…
自分の身を隠すように、二人から見えないであろう場所からミチ達の姿を見つめた。