恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
だけど……どうしていいのか分からなくて。
ベッドに横になったまま、ボーッと一人で考えていた。
♪〜♪〜♪
と……その時。
ケータイが音を鳴らして。
一瞬ビクッと反応したけど…だけどそれは翔からの指定着信音ではないことにすぐに気付いた。
あれっ?
080********―――
誰だろ?
そしてそれは、知らない番号からの着信で。
『はい……――』
あたしは、覇気のない小さな声でその電話に出ていた。