恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
『……っ…』
だけど……
俺が言葉を返した直後、
電話の向こう側から…ミチの泣き声が聞こえてきて。
なんかすげーもどかしいっつーか…
キュッと胸が締め付けられるように痛くなった。
二年も付き合ってきたのに…
最後ってこんなにも、あっけないもんなんだろうか。
ずっと好きで。
誰よりも大切だった女が、ほんとに離れていってしまう。
マジでこれでいいのか?
俺は……
『翔っ……』
『ん?』