恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
ギュッて握るとギュッて握り返してくれる手。
隣を見れば、大好きな翔がいる。
この場所。翔の隣はあたしの場所。
あたしだけの、大切な場所。
ずっと一緒にいてね。
これからも、ずっとずっとね。
「はー!?早速ラブラブかよ!」
ゆっくり歩いて戻っていたあたし達に、ナオの大きな声が飛んできた。
「ほんとだー!心配して損しちゃった」
それからマナの呆れたように笑う声も続けて聞こえてきて。