恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜



そして、翔がすぐそこに歩いているのに。


声もかけられなくて。


うつむいたままで。





翔!って。


駆け寄ることもできなかった。







そして、小さくなっていく翔の後ろ姿を見つめながら、あたしは小さなため息をついて。



ドキドキと早い音を立てる胸に、そっと手を当てた。



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