恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
『彼氏となんかあった?』
『えっ?』
『えっじゃないよぉ、珍しいじゃんミッチーがいきなり呼び出してくれるなんて。しかもカラオケ誘ってくれたのに全然歌ってないし。私ばっかだよ、歌ってるの』
思わずハッとなって。
ごめんね…と、つぶやいた。
『いーよいーよ!嬉しかったし。何かあったら何でも言ってよね、頼りになんないかもしれないけど』
そう言ってあたしに微笑んでくれたのは…なっちゃんだった。
ほんとは、マナに電話をしたけど。
留守電になってて。
でも、一人でいたくなくて…
なっちゃんに、電話をかけてしまってた。