舞う姫と星の王子
咲の反応も見たいし、おちょくって見るつもりで咲の耳元で俺が咲にずっと言いたかったことを言った
咲の耳に俺の息がかかった
「きゃっ!」
なんだよ今の可愛い声は……俺を誘ってんのか?
こいつ耳弱いんだなぁ~!
やっぱお前は可愛い
今日は特別可愛い
そんなこと思いながらあの言葉を咲の耳元で囁いた
「浴衣姿……めっちゃそそるんですけど……
そんな姿ほかの男には見せんなよ……
俺以外にはこんな可愛い咲を見せたくない……」
えっ!って顔で俺を見る咲……
「ねぇ、今のもう一回言って!!」
「はっ!言うわけないだろ!何顔赤くしてんだよ!」
「え~、お願いっ!!」
なんでもう一回言えだよ
恥ずかしくて言えるわけないだろ!
「それより………
今から言うことは一回しか言わないからちゃんと聞け!」
「うん」
「前夜祭のあと、生徒会室に来い!!来なかったら……どうなるかわかるよな!!絶対に来いよ!!」
咲は下をむいたままコクンっと頷いた
そのまま俺たちはてを繋いだまま、前夜祭をやっている広場まで歩いていった