舞う姫と星の王子
「ああ、咲。この人たちがお見合い相手のご両親よ!!」
「新城 蓮です。瞬の父です。はじめまして、咲ちゃん」
「新城 藍奈です。瞬の母です。よろしくね、咲ちゃん!」
「はじめまして、仲本 咲です」
私は彼のご両親と握手をして、少し話した。
あれっ?本人はどこ?いないけど……
「あの~、瞬さんはどこにいらっしゃるのですか?」
私は周りを見渡したけど私と同い年ぐらいの子はいないし……
「あれ~、さっきまで居たのに」
「ねぇ、あれ瞬君じゃない!?」
ママはドアの近くで壁によしかかっていた黒いスーツの男の人を指した。
遠すぎて顔がはっきりとは見えない……
「瞬~!来て」
瞬さんのお母さんが名前を呼ぶとこっちを見て私たちの方へと歩いてきた。
あの人が瞬さんなんだ……
想像よりもカッコイイなぁ~