舞う姫と星の王子
「続いてプリンセスたちの登場で~す!
1年○組~………続いて3年A組、去年のプリンセス!オレのプリンセス!庄司美希!」
うわぁ……
周りの男に『美希はオレの女だ!だからてめぇら勝手に手出すなよ!」って言ってるようなもんじゃないか!
大胆だ!
「同じく3年A組転校生で来ました!転校して2ヶ月しかたっていないのにこの学園で彼女を知らない男子はいないほど!注目を浴びる美女!……仲本咲!!」
私の番……
今になって緊張してきた!
ステージを歩いている美希の姿は、ほかの人とは違うオーラを出していて
次のあたしがどうしていいかわかんないじゃん!!
よし!自信もて私!!
一歩一歩ステージの上を歩いた。
ステージ裏から出た途端、私にスポットライトが当たる
目の前には多くの人……
動揺すんな!私!!
一歩一歩確実にステージの真ん中へと歩いていった。
「「「咲ちゃん!かわいぃ……!!」」」
そんな言葉を言う男子に、手を振った。