舞う姫と星の王子



今いるところから体育館までは150mぐらい……


人もけっこういるから走ることしか出来なさそうだ。



「走るよ!!」



「うん!」




周りに気づかれないように、そして一気に体育館を目指して走った。




「いたぞ~!!仲本さんだ!!つかまえろぉ!!」




見つかった!!



しかもまた男子!!


数もさっきの倍はいる!




「ちょっと数が多すぎぃ!!」



途中の曲がり角で茂みに隠れて男子たちをまいた。




「姫、あとはこの階段をのぼればつくよ!!さっいって!!」



「うん!ありがと結衣!助かった!優ちゃんによろしくいっといて」




「絶対見つからないでね!!立っちゃダメだからね!!」




結衣と別れて、体を小さくしながらその階段を登って屋根の上に………





そこは……



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