舞う姫と星の王子
「///っちょっと!美希!!」
「ごめん!咲かわいいからいじりたくなるんだもん!あとでクレープおごるから許して!」
「……うん……」
「ほら、そろそろ時間だよ」
くだらない話で盛り上がれる……
こっちの学校はすごく楽しい!!
転校してきてよかった!
「なぁ、あそこの女二人かわいくね!?」
「ああ、俺も思った!」
チャラそうな男二人がこっちに来る……
この学校の生徒ではなさそう……
「ねえ、君たち俺らといっしょに回ろうぜ!」
やっぱり、声かけてきたか……
どうやってやり過ごそう……
こんなところじゃなかったら、一発殴ってやるんだけど……
さすがに学園内ではできない……
男たちは私たちの腕をつかんで無理やり連れて行こうとした。
これ以上は許さないよ……
冷静に。
「離してもらえますか?あなた方のような人とはご一緒できません。失礼します。美希いこっ!」
「おい待てよ!!」
相手の一人があたしの腕を強く引いてきた。