舞う姫と星の王子
やばい殴られる……!!
バシッ!
……殴られてない?
「こいつらに何か用?」
声のしたほうを向くと……
殴ろうとしたやつの手を片手で受け止めている、瞬と奏多がいた。
「瞬……」
「こいつらになんか用あんの?」
コワっ!
流星になりかけてるよ……
「……別に、何もねぇよっ!」
さっきまでえらそうにしてたのに、ださっ!
てか、すげー!!
相手を威圧しちゃったよ……
やっぱ、敵って言うのがもったいないなぁ……
「大丈夫か?」
「うん、平気。ありがとっ!瞬!」
「それより、あと5分しかないけど……」
「えっ!!やば!!」
「ほら、いくぞ!」
差し出された手に素直に手を出して、4人で教室へ向かった。