舞う姫と星の王子
ーーードスッ!!
「っつと!何やってんだよお前!!」
はあ、よかった間に合って……
「ゴメン……つまずいちゃって……ありがと」
「もう少しで机の角に頭打つところだったんどぞ!!」
ドキーン……
何だこの気持ち……ただ咲支えただけなのに……
今までこんなことなかったのに。確かに咲は周りの女とは違う。でもまさか好きだって気持ちではないだろう……
「瞬、どうかした?」
「イヤなんでもねえよ。早く立て」
「うん」
「大丈夫!?咲、ケガしてない?」
「うん。大丈夫だよ」
「よかった。それじゃあみんなそろったし、咲んち行こう!?」
「奏多、美希テンション高すぎ……」
「瞬が低すぎんだよ!!いくぞ~!」
「ほら~咲も~」
俺たちは咲んちに向かった。