舞う姫と星の王子
「もしもし、花!?」
「あっ!咲、大変だよ!毬亜がっ!!」
「知ってる……6時までに来れるやつ全員、倉庫に集めといて。私も今倉庫に向かってるから」
「うん、分かった!」
とにかく急がなきゃ!毬亜がっ!!
ガラガラーーン!
コツ・コツ……
足音を立てながら倉庫の中へ
「「「総長お久しぶりです」」」
「久しぶり。みんな今日はありがとね」
下っ端の奴らに挨拶をしてから、私は龍(幹部のやつらしか入れない部屋)の中に入った。
ここも久しぶりだな。何にも変わってねえや!!って言っても1ヶ月来てなかっただけなんだけどね。
「あっ、来た!久しぶり、姫」
「あ~、久しぶりだな、隆、雄牙」
姫ってのは私のこと。本命がばれないように幹部たちはそう呼んでる。
「姫、何で臨時の集会なんてやるわけ?明日集会あるのに?」
「隆、見て分からない?毬亜がいないでしょ!?」
「なに?毬亜になんか会ったのか!?」
「花、隆と雄牙と翼に今までのこと全部話して」
何だよ!男どもは、遊ぶだけに私が倉庫に来るのかよ!!