舞う姫と星の王子
星龍出陣~瞬Side
「みんな、ゆっくりしてってね~」
「咲、お前どっか行くのか?」
「うん……出かけなきゃいけなくなったの。また明日ね」
「っおい!」
咲はそういって走って部屋から出ていった。
何だよあいつ……
咲のやつ、どこに行くんだ?
っつか俺さっきから咲のことばっか考えてねぇか?俺どうしちまったんだ!?
ブー・ブー・ブー…!
何でこんな時間に……携帯なんて。将(ショウ)からか!
「もしもし、将なんだ?」
「瞬、白龍の総長ってやつから電話あったぜ」
「ふ~ん、番号は?」
「050-×××××」
「OK!んじゃあとでな」
白龍?聞いたことねえな。強いのかそいつら、何で俺に電話なんてするんだ?電話だししてもいいか。
「ど~も流星さん、初めまして。白龍の総長の宮田柳麻だ」
「何のようだ」
「まぁそんなこと言わないで。あなたも舞姫について知りたいんでしょ?」
「何で舞姫?お前なんか知ってるのか?」
「ああ。これから舞龍の舞姫と会うぜ。だからお前らも来ないか、流星さん?」
「どこでやるんだ?」
「俺らの倉庫でやるぜ!!」