舞う姫と星の王子
キーーーーン!
「「「総長!!」」」
「お~みんな今日は暴れるぜ」
「「「ハイ!」」」
あのあと俺らはバイクで倉庫に向かった。
あっ、言っとくの忘れてたけど奏多は星龍の副総長。美希は幹部。
「あっ流、久しぶり」
「3日前に会ってるだろうが」
「あっ、そっか」
こいつは仁(ジン)。俺の昔からの親友。ちなみに俺は星龍の中では本名がばれないように幹部のヤツらは俺のことを“流(リュウ)って呼ぶ……
「ねぇ流、今日何するの?いつもより人数多いし」
「聞きたいか?」
「当たり前だろ」
「今日は念願の舞姫に会えるかもしんねぇ!今日は謎の多い舞姫の正体を見に行くのさ!!」
「噂では、女でチョー強くて、髪はクリーム色とか、誰もはっきりとあいつの顔を見たことがないんだぜ!!楽しみだぜ!!」
「お~流が笑ってる!!すごく楽しみなんだね!」
「うるせー!お前もそうだろうが!!」
「はい、そこの2人。盛り上がってるところ悪いんだけど、舞姫に会ってどうするつもりなの?」
「なんだよ美希、来てたのか……」
「来ちゃ悪い!?」
「イタタタタタッッ!!美希放せ!!奏多、美希止めろよ!!」