舞う姫と星の王子
「よし!まだ流星来なさそうだし……白龍のヤツらに聞くかぁ!!毬亜をさらった理由を!」
「おっ!!いいじゃん!!姉ちゃんそれ俺にやらして!」
「いいよ。すきにしな。聞けることは全部聞きな」
翼は楽しそうに飛び跳ねながら、ヤツらのところへ行って遊ぶように聞き出した。
久々に翼あんな顔してる。ほんとに楽しんだね!
「まだ来ね~の?だったらさ、星龍の倉庫に行かない!?」
「めんどくさいから待ってる。どうせもう少しで来るんだし……」
「だって……早く流星の顔見たいんだもん!!」
「あいつの顔見たって面白くも何にもないじゃん」
「いや……噂では……結構カッコイイみたいだよっ!!」
「そっ。私はそんなのどうでもいいの。ただやりあえればいい」
星龍が来るまで、私たちは白龍のヤツらで遊ぶことにした。