舞う姫と星の王子




「ああ、うけてたつ!」



フードとるだけに10分もいらねぇよ!やっぱこいつ俺らをなめてる!!








~~~~開始から9分~~~~







「ほらどうしたの?あと1分しかないよ」



「……クソッ……!!」



「もうギブ?それじゃああと1分だし、私もあんたつぶしにかかるよ!!」



「……ウッ!……グッ!……」



何だこいつ!俺でもはがたたねぇ……



もう限界に近いな……周りのヤツらも結構ヤバイな……っつか立てない……!




俺が立てずに横になっているところに舞姫がきた。




「お疲れ様。10分たっちゃった!この勝負は私の勝ち。あんたは強いよ!
 
 私が今まで見てきたヤツらとは比べものにならないくらいね!!

 今日は楽しませてもらってありがと!」





「花、雄牙、翼引き上げるよ!!」




引き上げる?俺、負けたのに俺のこと聞かねぇのかよ?




「……待て!……俺のこと聞かねぇのかよ?……」



「そこまでボロボロになったやつに聞くのもなぁ……また今度でいいや!

 その分今日は楽しませてもらったし!!」





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