舞う姫と星の王子
まさか……~咲Side
「花、雄牙、翼引き上げるよ!!」
「……待て……俺のこと聞かねぇのかよ?」
「そこまでボロボロになったやつに聞くのもなぁ~……また今度会った時でいいや!その分今日は楽しませてもらったからな!」
いろいろな意味でね!!
流星の正体がまさか……瞬だったなんて……!!
聞かなくてもだいたい瞬のことは知ってるしね!
も、もしかして、瞬はまだ私が舞姫だって気づいてない……!!
もしばれたら大変なことになりそうだ!!ばれないようにしなきゃ!!
でも……
瞬が流星なら……
今日はもう引き上げよう!それが一番手っ取り早いし!
「おい……帰る前に……お前の……顔を見せろ!!」
えっ!?顔を見せろ!?なんで~!
「そんなに見たいの、あたしの顔」
「流星、バカなこと言ってんじゃねぇよ!!姫、見せたりしないよねぇ?見せたら大変だよ!」
……瞬……ゴメン……