舞う姫と星の王子
もう……何でこの話をしたら涙がでてくるの……!!
陸……陸……リク……!!
決めたのに!!陸のことでもう泣かないって……!!
「……咲……ムリしなくていいよ……?」
「ううん。大丈夫だから。陸のこと思い出すといつも泣いちゃうんだ」
「刺された陸は、その場に倒れた。私はすぐに陸の元へ行った」
「すでに周りは赤く血に染まっていた……」
「刺されたところを私は必死におさえた。陸の意識は朦朧としていて話せる状態ではなかった」
「でも陸は私にしがみついて、必死に何かを伝えようとしていた」
「私も泣きじゃくっていてパニック状態だった」
「陸がこの時言った言葉は一生忘れない……私にとって忘れられない言葉だった」