舞う姫と星の王子
「これでやっと……両思いだな……でも咲は幸せになれ!!」
「俺がお前を幸せにできなくて悔しい……!」
「……陸、ヒクッ……死なないでぇぇぇ!」
「そんな泣くなよ……咲には笑顔が一番似合うから……!」
「その笑顔が俺は……一番……」
「……好きだった……」
それが陸の最期の言葉だった。
私は最期まで陸に心配をさせてしまった……
「陸は私の腕の中でそう言って、いってしまった……」
「仲間を……大切な人を失ってから私はきずいたんだ……」
「この時、私は決めたの……『仲間を失うのはもううんざりだ!!失ってからじゃ遅いんだ!!私がみんなを守る!!もう誰も陸の酔うにはさせない』ってね」