舞う姫と星の王子
「咲……ゴメンね」
「あの言葉には、咲の悲しい過去の想いが乗ってたのに……受け止めてあげられなくて……」
毬亜にあやまれるなんて。
でも、やっとこれで毬亜にも私の気持ちが伝わったみたい。
「もうこんなことしない?」
「うん!絶対にしない!!」
「ふふっ!分かればよろしい!!」
「もう、咲たら!!さっきのカワイイ咲はどこに行ったの」
「私もう泣いてないもん!!」
毬亜は私が守る!!
毬亜だけじゃない!!この族の全員を私が守る!!
今回みたいなことはもう絶対にさせない!!
「よし!毬亜、帰ろっか!送るよ」
「うん!帰ろ、咲」