舞う姫と星の王子
「単刀直入に聞くね……今から言うことはあたしの勘違いかも知れないけど……
咲って……咲って舞姫……?」
やっぱりバレテたかぁ~……
でも!本当のことを話すしかない!!
「何でそう思うの?」
「金曜日に舞姫っていう人に会ったんだ……顔を見てら……
変装してたかもなんだけど、どことなく咲に似てたの……」
「……それに……」
「それに?」
「それに舞姫があたしの名前を知ってたの!!」
「あたしそんな有名じゃないから名前を知ってるのはこの学園の人しかいないと思うんだ」
「咲のこと疑ってるわけじゃないよ!!でも……舞姫が咲だったら今までのこと全部つじつまが合うんだ……」
「ねぇ、咲。ホントのこと教えてくれない?」
「…………」
「お願い……」