舞う姫と星の王子
「美希……今から言うことは誰にも話さないって約束してくれる?」
「……うん……」
私は勇気を出して、美希にすべてのことを話すことにした。
「ゴメンね美希……ずっと隠してて……」
「私は……私は美希が言ったとおり……舞姫なんだ……」
美希は顔ひとつ変えず私をまっすぐ見ていた。
「金曜日……私があそこにいたのは……仲間を助けるためだったんだ……」
「えっ!?白龍をつぶしに行ったんじゃないの?」
「それは違う……私の親友が白龍のヤツらにさらわれて、私が来なければ殺すって言われたの……」
「それで咲んち行ったとき、咲途中でいなくなったんだ」
「うん……白龍の倉庫に行くことになって、そのときある情報聞いて余計行かなきゃいけなくなった」