【SPECIALLY-特別な存在-】
*運命?*
翔『このパーカーありがと^^』
彩矢『え...』
こういうことは信じないたちだけど
この時ばかりは運命じゃないかって一瞬思ってしまったんだ
あまりにも
君の笑顔が、まぶしすぎて
翔『もしかして、俺の事覚えてない??』
彩矢『あ、いや。すいません、わざわざ返してくれてありがとうございます』
それからその日は
別に変ったこともなく授業が終わり
あっというまに放課後になった
あたしは特に用事があるというわけでもなかったし
何か買いたいものがあるってわけでもなかったけど
ただ、気分転換という理由で行っただけだったのに...
ねえ翔?
人ってなんて心の弱い動物なんだろうね
いい加減な親に傷つけられた私に
あなたは、とてつもなく輝いて見えた。
翔だけが
私の心を癒してくれたの。