クロス・マインド
これまた、慣れた手付きで
オレにペンダントを付ける。
「ピンとセットなんて珍しいだろ?
おやおや…
これは、お嬢ちゃんに
ピッタリじゃないか。」
店主がにっこり笑っていた。
オレは男の方に振り返る。
「ほら…よく、似合ってる。」
月の光で輝く銀色の髪。
真っ黒な瞳は優しく微笑んでいた。
「あっ、ありが…とう。
でも、これっ」
「いくらかな?」
「はい…合わせて
二万ゲージになります。」
「えっ、そんなにするの!?」
「頂こう。」
「ありがとうございます、旦那。
」
「ちょっと、待って。
これもらう理由なんて…」
「お嬢ちゃん?
男からの贈り物は、
素直に受け取るべきだよ?」
笑いながら話す店主は
男から代金を受けとる。
「ありがとうございました。」
店主は深々とお辞儀をした。
「良い買い物をした。
では、行こうか。」
呆気に取られていると
手首を捕まれ
店から引き離される。
「えっ。ちょっ…
ちょっと、待ってってば…」
この国の男って
みんな強引なわけ?
ってか、これって…ナンパ!?
今日は流されっぱなしだ……
オレにペンダントを付ける。
「ピンとセットなんて珍しいだろ?
おやおや…
これは、お嬢ちゃんに
ピッタリじゃないか。」
店主がにっこり笑っていた。
オレは男の方に振り返る。
「ほら…よく、似合ってる。」
月の光で輝く銀色の髪。
真っ黒な瞳は優しく微笑んでいた。
「あっ、ありが…とう。
でも、これっ」
「いくらかな?」
「はい…合わせて
二万ゲージになります。」
「えっ、そんなにするの!?」
「頂こう。」
「ありがとうございます、旦那。
」
「ちょっと、待って。
これもらう理由なんて…」
「お嬢ちゃん?
男からの贈り物は、
素直に受け取るべきだよ?」
笑いながら話す店主は
男から代金を受けとる。
「ありがとうございました。」
店主は深々とお辞儀をした。
「良い買い物をした。
では、行こうか。」
呆気に取られていると
手首を捕まれ
店から引き離される。
「えっ。ちょっ…
ちょっと、待ってってば…」
この国の男って
みんな強引なわけ?
ってか、これって…ナンパ!?
今日は流されっぱなしだ……