！戦いで人は成長する！
Kの手をどかせ、押えていた所を見ると、大きなタンコブが出来ていた。

僕は自分の上着を川で濡らし、Kに渡した。
『ちょっとはマシになるやろうからこれで押さえときな！』
と、言い残し、Hとk君の所に向かった。

駆け足で行ってると、マウンテンヘッドに右足首をつかまれ、僕はアスファルトで顔を打ち付けてしまった。

それによって再び怒りが復活し、クルッと仰向けになってマウンテンヘッドの顔目掛けて左足を伸ばした。

それでもマウンテンヘッドは手を放さない。
僕はもう一度顔面に蹴りを加えたが、それでも放さなかった。

これだけはしたくなかったが、やむおえず足をつかんでいる手の甲に思いっ切りかかと落としをくらわした。

すると、ようやく手を放した。

僕は鼻血を流しながら立ち上がり、マウンテンヘッドを持ち上げ、アスファルトに放り投げた。

それから２人の元に行き、肩を貸して立たせようとしたが、僕もボコボコにされていたのでk君を立たせるのがやっとだった。

自分のふがいなさを感じて居ると、いつの間にかKが来ており、Hを立たせ、
『帰ろうか。』
と、言ってきた。
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