!戦いで人は成長する!
第19章 夏なんて嫌いだ! 前編
僕にとってもみんなにとっても、8月23日は忘れられない…いや、忘れてはいけない日になってしまった。
この日、暑さのあまりみんなは道場でグッタリしていた。
天窓(換気なのをするために屋根にあけた窓の事)はあるのだが、虫や鳥などが入ってくる為、換気扇と大型の扇風機が唯一(ゆいいつ)の助け船的存在だった。
しかし、その扇風機を使い過ぎたのかは分からないが、モーターが焼けてしまって使えなくなってしまったのだ。
最終手段として、全ての天窓を開けた。
すると、5分も経たないうちにオオスズメバチが入ってきて道場内は大パニックに陥った。
僕は体を起こし、座ってみんなの慌てぶりを眺めていた。
すると、Kが静かに僕の横に座り、
『慌ててますなぁ。』
と、のんびり囁いて(ささやいて)きた。
僕も、のほほんと、
『パニックですなぁ。でも、ここから見てると、パニック状態がカーニバルに見えるのは気のせいでしょうか?』
Kに聞いた。
『なかなか、良い例えしますなぁ。俺にもそう見えてきました。』
こんな変な会話をしていると、みんなは外へと逃げ出してしまった。
この日、暑さのあまりみんなは道場でグッタリしていた。
天窓(換気なのをするために屋根にあけた窓の事)はあるのだが、虫や鳥などが入ってくる為、換気扇と大型の扇風機が唯一(ゆいいつ)の助け船的存在だった。
しかし、その扇風機を使い過ぎたのかは分からないが、モーターが焼けてしまって使えなくなってしまったのだ。
最終手段として、全ての天窓を開けた。
すると、5分も経たないうちにオオスズメバチが入ってきて道場内は大パニックに陥った。
僕は体を起こし、座ってみんなの慌てぶりを眺めていた。
すると、Kが静かに僕の横に座り、
『慌ててますなぁ。』
と、のんびり囁いて(ささやいて)きた。
僕も、のほほんと、
『パニックですなぁ。でも、ここから見てると、パニック状態がカーニバルに見えるのは気のせいでしょうか?』
Kに聞いた。
『なかなか、良い例えしますなぁ。俺にもそう見えてきました。』
こんな変な会話をしていると、みんなは外へと逃げ出してしまった。