!戦いで人は成長する!
険しく急な山道を登り、やっとの事で馬の背に到着した。
3時間もかかってしまい、昼の12時を過ぎていた。
ゴツゴツした岩に腰をかけて持ってきたおにぎりを食べようと巾着袋(きんちゃくぶくろ)の紐を解いた。
おにぎりは自分で作った為、ソフトボールぐらいの大きさで中には唐揚げが入ったやつ一つと昨日の晩飯だったおでんの残り物の大根を4等分にした内の二つを入れたやつとキムチを強引に詰め込んだ計3種類持ってきていた。
全てをアルミホイルで包んでしまっていたのでどれがどれだか分からなかった。
腹に入ったらどれでもいいと思い、一番小さいのから食べる事にして米でできたソフトボールにかぶりついた。
…が、その時!内股にしていた膝をうっかり開いてしまった。
巾着袋が、
『あ~れ~!』
と、言わんばかりに膝の間をすり抜けて落ちてしまった。
僕は慌てて手に持っていたソフトボールを口に押し込み、崖の下へ転がり落ちたもう二つのソフトボールを追いかけた。
3時間もかかってしまい、昼の12時を過ぎていた。
ゴツゴツした岩に腰をかけて持ってきたおにぎりを食べようと巾着袋(きんちゃくぶくろ)の紐を解いた。
おにぎりは自分で作った為、ソフトボールぐらいの大きさで中には唐揚げが入ったやつ一つと昨日の晩飯だったおでんの残り物の大根を4等分にした内の二つを入れたやつとキムチを強引に詰め込んだ計3種類持ってきていた。
全てをアルミホイルで包んでしまっていたのでどれがどれだか分からなかった。
腹に入ったらどれでもいいと思い、一番小さいのから食べる事にして米でできたソフトボールにかぶりついた。
…が、その時!内股にしていた膝をうっかり開いてしまった。
巾着袋が、
『あ~れ~!』
と、言わんばかりに膝の間をすり抜けて落ちてしまった。
僕は慌てて手に持っていたソフトボールを口に押し込み、崖の下へ転がり落ちたもう二つのソフトボールを追いかけた。