！戦いで人は成長する！
第６章 ライバルとボタン鍋
一週間が経ち、とうとう練習試合の日がやってきた。
この日はいつもより１時間早く行って体をほぐしていた。
あっという間に時間が過ぎ、館長と共に○○道場の奴らがきた。
相手は４人いて、３人は大きな体をしていた。
だが、一人は僕とほとんど変わらないほどの身長で体格も僕と同じガリガリだった。
友達になれそうと勝手に思い込み、
『君、何年生？』
なれなれしく話しかけた。
すると、相手は僕を睨み、
『話しかけるな。鬱陶しい。』と、吐き捨て、着替えに行こうとした。
僕も負けじと、
『感じ悪っ！アホっ』と、言ってやった。
相手は頭に来たのがクルッと方向転換し、僕の胸ぐらをつかみ、ほっぺたにグーで殴ってきた。
いきなりだったので怒りが満ち、僕も殴りかかった。
場外で試合が始まった。
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