めがね
学校は昼で終わり、わたしは帰ろうとしたが。
見たくない顔をみてしまった
柴原であった。
わたしが一年生のころ好きだった男子だ。
春休みに、わたしは柴原に手紙で告白をした。
同じ小学校だったし、可能性はあるんじゃないかと思っていた。
しかし、手紙の返事が帰ってくることはなく。
わたしの5年間の片想いは、バラバラと崩れていってしまったのだった。
見たくもない顔と目が合ったが。
あいつは目をばっと反らし、そそくさと帰っていった。
なんだかその態度に腹がたった。しかもその後わたしは、あいつに告白をしたことが学校で噂になっている事を知り。
大嫌い。そんな気持ちだけわたしを嘲笑うかのように残ったのだった。
もう一人の友達の美奈とさやちゃんと帰っていると
校門の前で塾のビラが配られていた。
わたしは塾なんかに行く気はさらさら無かったが、
おまけにハイチュウが付いていたのでそのビラを貰った。
坂道の途中に落ちているハイチュウだけが抜き取られたビラを横目で見ながら
口の中にハイチュウを入れた。
青リンゴの味が口の中に広がる、日差しがぽかぽかと暖かく
暑がりなわたしは、冬服のブレザーを脱ぎ捨てたい気持ちだっだのであった。
見たくない顔をみてしまった
柴原であった。
わたしが一年生のころ好きだった男子だ。
春休みに、わたしは柴原に手紙で告白をした。
同じ小学校だったし、可能性はあるんじゃないかと思っていた。
しかし、手紙の返事が帰ってくることはなく。
わたしの5年間の片想いは、バラバラと崩れていってしまったのだった。
見たくもない顔と目が合ったが。
あいつは目をばっと反らし、そそくさと帰っていった。
なんだかその態度に腹がたった。しかもその後わたしは、あいつに告白をしたことが学校で噂になっている事を知り。
大嫌い。そんな気持ちだけわたしを嘲笑うかのように残ったのだった。
もう一人の友達の美奈とさやちゃんと帰っていると
校門の前で塾のビラが配られていた。
わたしは塾なんかに行く気はさらさら無かったが、
おまけにハイチュウが付いていたのでそのビラを貰った。
坂道の途中に落ちているハイチュウだけが抜き取られたビラを横目で見ながら
口の中にハイチュウを入れた。
青リンゴの味が口の中に広がる、日差しがぽかぽかと暖かく
暑がりなわたしは、冬服のブレザーを脱ぎ捨てたい気持ちだっだのであった。