ホ ン モ ノ ノ ア イ 。

____浮気


「達樹?」

「お疲れ様、初音」

「どうしたの?いきなり」

「あいたくて。」

昔と変わらない笑顔。
切なかった。

もぅ月は流れて
10月。

10月に至るまで
達樹を忘れるために
何人かとつきあった。

結局長続きせずに
別れた。

「寒いし、うちこいよ」

「うん。」

彼女がまだいるのは
知っていた。
でも、また達樹が
私を求めてくれているのが
嬉しかった。


久しぶりの達樹の部屋。

「変わってないねー!
私があげた誕プレまだ
使ってんの?(笑)」

「捨てれないもん(笑)」

「ごめん、うち捨てた(笑)」

「ひどー(T-T)」

「つか達樹これ捨てなきゃ
彼女かわいそーだよ(笑)」

「しらねーからいいんだよ(笑)」

「サイッテー(笑)」

元カノ元カレの会話だった
無理に明るく振る舞う。

無理に昔の話をする。
昔に戻った感じがしたから。


少し切なくなって
目があって軽く笑ったら。

達樹は私を抱き締めた。

「変な終わり方してごめん、」


「…‥‥‥‥‥」

「でも、俺、初音のこと
忘れたことなかったから」

「‥……………」

黙ったまま達樹に抱かれた

そのまま達樹はキスしてきて
昔のように私を抱いた。

体中にキスしてきて。
抱きながら好きだといわれた。

「初音も、好き。だよ」


言っても戻れないことは
わかっていた。


達樹の浮気の始まり

達樹との二止めのセフレ関係



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