ホ ン モ ノ ノ ア イ 。
和也先輩のことは
みたことがあった。
よくある前略プロフィールで。
地元が一緒だったし
先輩が送ってきてくれた
前略プロフィールを
見たことがあってビックリした
和也先輩はギャル男。
でもすごくかっこよかった。
飲み会の日になると
和也先輩はバイト終わりに
迎えに着てくれた。
11月の寒いなか
まさかの野外呑み。
若気の至りってやつ。
そのまま外でオール。で
飲み会が始まった
「なに飲む?」
「あっなんでも…」
「はい。」
「あっ、ありがとうございます」
先輩はめちゃくちゃクールだった
長身細身に盛った髪型
筋の通った鼻に
二重なのに切れ長な目。
私のタイプってか
理想像に限りなく近かった。
あった瞬間‥一目惚れ。
ってやつですよね
「初音、おいで」
「えっはい!」
「俺の特性割り作ってあげる」
「ありがとうございます!//」
この飲み会には
魅衣と私と和也先輩の先輩と
私の後輩と先輩ふたりがいた
結構大人数だったから
楽しく飲めた。
「先輩、濃いよ……」
「薄く作ったからどれ?」
先輩は何も考えず
私が飲んでるお酒を
取り上げて味見した
「きついかも…(笑)」
「でしょー(笑)」
とかいいつつ先輩は
まずーいシャンパンを
一人で空けていた(笑)
「結構酒回ってきた」
「初音、さむい(T-T)」
「車いこっ?」
「うん。」
先輩とふたりで
車に移動した。
密室に暖房かけて
お酒も回ってきて
シートを倒して
先輩に腕枕されながら
軽く二人で寝た。
腕枕がすごい落ち着いて
手を出されないことが
嬉しかった。
達樹がヤリモクだって
わかってから何を
信じればいいかわからなかった
先輩のつけてた
あの香水、なんだったんだろ。