ホ ン モ ノ ノ ア イ 。

このことを葵海に話した。

「葵海〜元彼に
拒否られてる。最近。」

「達樹?なんで?
別れてからも会ってたぢゃん」
達樹とは元彼のこと
葵海は中学から
一緒だから達樹のことも
知っている。

「あいたいあいたい
言われてたのに突然パッタリ」

「男ってわかんないね。」

「葵海は?
もぅ後輩チャンとはマッタク?」

「うん★1日泣いて
歩き回ったらふっきれた〜」

「いいなぁ、初音
おもいよなぁ…‥‥」

携帯いぢりながら
話していた。

私は[前略プロフィール]で
達樹の通うT高の検索を
かけていた。

三つ目に引っかかった
隣町のT高に通う子のプロフ
に目がいった。

開いた瞬間、唖然。

好きな男性のタイプに
なんと、

「「達樹 7月10日だいすき!
よろしくね(*^^*)」」


たまらず涙が出た。

「は、初音??」

葵海になにもいわず
携帯を差し出した。


葵海もなにもいわずに
抱きしめてくれた。


葵海、ありがとう。


< 5 / 18 >

この作品をシェア

pagetop