ホ ン モ ノ ノ ア イ 。

思い詰めたことを思いっきり
吐き出したときには
もぅ遅かった。

ずっと大好きだった
元彼はもぅちがう知らない
誰かの[彼氏]になっていた。


次の日
達樹のアドは変わっていて
電話も繋がらなくなっていた

気になって
隣街の仲のいい七穂に
電話した。

「七穂〜!久しぶり!
初音だよー」
「初音久しぶり!
どおしたいきなりー」
「達樹と別れたんだぁ
しかももぅ新しい女いんの〜(笑)」

ショックのあまり
笑えてきた。

「まぢで??初音
大丈夫なわけ?」

七穂の優しさが苦しかった

「ダメ〜(笑)
達樹の今カノ、七穂と
住み一緒らしーんだ
A中のT高いったヤツわかる?
トモミてひと。」

「トモミ?A中の?
あんな地味な子?まぢ?」

「地味な子なんだー」

「初音とは真逆だな^_^;」

「まぢかぁ。ありがとう〜
そんだけなんだあ」

「うん、そか。
なんかあたら電話しといで
今度またあそぼーね」

ありがとう、といって
静かに電話をきった

私はどちらかというと
真面目ではない

達樹はいくらか勉強もできて
部活もしっかりやっていたから
T高にいけた。
バカな私は達樹と同じ
T高を諦めた。

T高で知り合った
新規の子に2年半もの時間
よりも惹かれるものが
あったのかと考えると
悔しくてまた涙が出た。

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