狂おしい程君を愛してるー月下美人ー
平和という日常。
不安とか恐怖とか
どんどん取り払われて
澪音と暮らし始めて
数ヶ月が経っていた。
相変わらずあたしは売春婦で、
澪音はNo.1ホスト。
‘仕事’の時間帯がお互い夜だから、
一緒に寝て、
たまに学校行って、
たまにデートして、
たまに店に行って、
売りのことはバレることなく
うまくやっている。
もう売りする必要もないのに…
鳴る予約電話を
あたしは、断ることが出来ずにいた。
「彩」は必要とされてるから。
これが‘浮気’とかそんなことは考えてなかった。