狂おしい程君を愛してるー月下美人ー
お店での澪音は
いわゆる‘オラオラ’で
あたしに見せる優しい澪音は
いなかった。
それを知ってから
あたしは心に余裕ができた。
初めて会った時
オラオラの澪音じゃなかった。
後から聞いた話、
澪音もあたしに一目惚れしたと言っていた。
二人で一目惚れしてたなんて
ー運命ー
としか思えなかった。
そんなの信じてなかったけど
あたし達は
出会うべくして出会って
運命に導かれるように
恋に落ちたんだと信じてたよ。