狂おしい程君を愛してるー月下美人ー



「…ごめん、いきなりキスなんて…」


恥ずかしくて
顔が見れなくて


俯いたままそう呟いた。



「おまえがしなくても、
俺がしてた」




顔を見合わせて
プッと二人で笑った。



いつの間にか、
皐月、から
桜、になって
おまえ、になったね。


なんか近づいた気がして
嬉しかったんだよ。
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